いざ、大切な人が亡くなり自分が喪主の立場になると、
どんなに準備が必要なことだとはわかっていても、
なかには気持ちが落ち込み動揺し何も考えられなくなってしまうこともあります。
そんななか、葬儀の打ち合わせをしなくてはいけなくなり、
どうしたらいいのか戸惑う人も多いのではないでしょうか。
葬儀の打ち合わせとは具体的にどんなことをするのか、
また打ち合わせ時の服装についてまとめてみました。
葬儀の打ち合わせとは
葬儀屋が決まると、詳細を決めるための打ち合わせが行われます。
限られた時間のなかで打ち合わせをすることもあり、
あとから「確認しておけばよかった」と後悔することも少なくありません。
もし一人で行くのが難しい場合は、親族の人に同席してもらうなどできるだけ
精神的な負担が少ない方法を選択してくださいね。
葬儀の打ち合わせでは、喪主をどうするのか、葬儀の場所や日時、
費用面、お支払い方法、プランなどを決めていきます。
故人の戒名についても打ち合わせで決めますが、ランクが高くなると
その分工学になるので経済状況に応じて検討しましょう。
葬儀の規模を一日葬にするのか家族葬、直葬にするのかなど、
具体的な参列者の数に合わせて決めていきます。
参列者が多い場合は、会場も十分な広さを用意しなくてはいけません。
そもそも希望した会場が空いているのか、また火葬場の空き状況による違いもあります。
希望の日時が通る場合もあれば、調整が必要なケースもありますし、
菩提寺がある場合は僧侶との相談も必要です。
葬儀屋がプランを用意しているケースがほとんどなので、
そのなかから予算に合わせて選び、不足分をオプションにて補う形になります。
この費用のなかに火葬場等にお渡しする「お心づけ」は別になっていることも多く、
他にかかる費用として考えておきましょう。会食の有無によっても違いますし、
追加料金についても確認しておくと安心です。
葬儀の打ち合わせは長引くことが多い
葬儀の打ち合わせは、予定していた以上に長引くことがほとんどです。
葬儀屋の提案に対してすぐに即答できることばかりではありませんし、
遺族同士でも考え方に違いがあります。
どのぐらいの規模の葬儀をあげるべきなのか、また費用面は
妥当なのかも含めて考えたときに話し合いが必要になることも。
ただ、あまりに長い時間になってしまうと妥協点になってしまうこともあり、
後悔しない葬儀とはいえません。
事前に話し合ったり下調べをするなどの準備をしておくことで、
打ち合わせもすんなりと終わるケースがあります。
少しでも情報を入れておいたほうが、打ち合わせのトラブルを防ぐことができます。
葬儀の打ち合わせの服装は
葬儀の打ち合わせでは、どんな服装で行くべきなのか
迷っている人もいると思います。ただ葬儀の打ち合わせは
儀式的なものではありません。そのため喪服を着ていく
必要はありませんし、通常の私服で問題ありません。
ただあまりに華美な服装よりも、少し落ち着いた地味目の色を
選んだほうがいいと思います。故人が亡くなり忌中の時期でもありますし、
もし選ぶ時間があるなら、服装にも配慮してみてもいいと思います。
特に決まったマナーがあるわけではありませんので、
わざわざ洋服を新調する必要はありません。
まとめ
葬儀の打ち合わせははじめてのことばかりで、
何をどうやって決めたらいいのか戸惑うこともたくさんあると思います。
いきなりのことで精神的な余裕のないなか行うものですし、
金銭的な問題なども複雑に絡み合ってきます。
葬儀の打ち合わせをしっかりと行わないと、あとあと大きなトラブルに
なることもあります。妥協せずに最後まで考え、
納得できるお葬式にしてくださいね。