葬儀で喪主になると準備はもちろん、ご挨拶のはがき(文章)をだす
葬儀や告別式などで代表として挨拶をすることになります。
普段、こういった機会が少ないとどんな挨拶をしていいのか
葬儀の挨拶の文章の書き方で迷うこともあると思います。具体的な文例を知っておくと
いざというときでも慌てる心配がありません。
葬儀の挨拶文章や、挨拶状のマナー(ルール)について、ご紹介します。
葬儀で喪主の挨拶はタイミングによって変わる
喪主が参列者に挨拶をするタイミングはさまざまなところであります。
例えば、お通夜の読経が終わったあとや、通夜振る舞いが終わったとき
葬儀の出棺のタイミングなどに挨拶をします。
そのタイミングに適した挨拶ができることも葬儀のマナーとして大切です。
通夜の席であれば「本日はお忙しいところ、ありがとうございました。
故人もさぞ喜んでいると思います」と伝えやあとに
「お通夜はこれにて終わらせていただきます」と続ける「これより家族にてお守りいたします。
改めて感謝の意を申し上げます。本日はありがとうございました」など
そのときによっても言葉の言い回しが変わります。
葬儀の出棺の挨拶でも、「本日はご多用のところ、わざわざお越しいただき
誠にありがとうございました。
生前より親交の深い方々にお見送りいただき、さぞ喜んでいるかと思います。
生前のご厚誼に対し厚くお礼申し上げます」と参列者に対して感謝の気持ちを言葉にします。
葬儀の挨拶では、必ずしも決まった言葉で話さなくてはいけないわけではありません。
感謝の気持ちをいかに伝えるか、また、今後とも宜しくお願いしますという気持ちを
文末として伝えていく必要があります。
「故人の意志に沿えるように努めていく所存です」「今後とも
ご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいします」など、今後の前向きな言葉も挨拶に込めます。
葬儀の挨拶状の書き方
葬儀で挨拶状をお渡しする機会として最も多いのが、香典返しに沿える礼状です。
謹啓 時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
この度の葬儀に際しまして、御芳志を賜り有難く御礼申し上げます。
御香典を承り、ご芳情のほど、ありがたく厚くお礼を申し上げます。
お蔭様を持ちまして葬儀も滞りなく執り行わせていただきました。
つきましては 供養のしるしに心ばかりの品をお送りいたしますのでご受納くださいませ先ずは略儀乍ら書中を以て謹んで御挨拶申し上げます。
敬具
などと感謝の気持ちを文中にしたためます。
送る相手によっても送る文面が変わりますし、近頃は家族葬など
身近な人だけで葬儀を行うことも多いので、困ることは少ないかもしれません。
ただ、いざ文章が必要になったときに書き方を知らないと戸惑うことも多いと思います。
マナーとしてつける文章もありますが、自分の言葉で感謝を伝えることも大切です。
特に目上の人に挨拶状を送るときなど、やり方がわからず戸惑うこともあります。
挨拶状の参考文章を元に、どうしたら感謝の気持ちが伝わるか
考えお伝えできるようになるといいですね。
まとめ
葬儀での挨拶状の文章は、どのようにまとめたらいいのか戸惑うこともあると思います。
形に残るものですし、メールと違い文章が限られるわけでもないので
どうやって言葉にしたらいいのか迷うものです。
葬儀挨拶の文章も必ずしも決まった言葉があるわけではないので
一度文章を考えてみて、自分なりの言葉で伝えられるといいですね。
葬儀の挨拶は、参列者に対しての感謝を伝える重要な役割があります。
言葉はとてもむずかしいもので選び方一つでも印象が変わってしまいます。
どうしたら失礼にならないか、考えしっかりと挨拶できるといいですね。